(続編) その1
NHKはそれでも続いた。だが、来たるべきものは、果たして。
ピンカーをもう一度読む気になりそうだが。
2123年、「分裂症型抹消」が一般化し政府は法律化成功。そして、第一回目の対象者に「カルナック航法」の発案者である、教授を選出、3個の対照恒星を利用して、1万倍の速度を簡単に得られるこの航法は、「中枢に対して多大な疾患を引き出す。」という、風潮がここ30年間に蔓延し、原因は「対人恐怖」への政府の対応のミスであった。だが、この航法の未完成な部分は発案者の「カルナック教授」のみが知っていることを、当然、公表させるべく、教授の第5惑星の北極のイグルーへ政府のエキスパートを送った。だが、教授は「逃亡」していた。自動監視systemは、有効にならず、政府の若漢のエリートによって、事実のみを検出した。唯一の弟子であったエナリーは、この事実のただ一つの欠点に教授の真意を。
まだ銀河系内のgassの抵抗で速度は得られず、結局、カルナックは別のルート、5千万年先の局所銀河群へのフェルマールートを進み、ほぼ同じ構造を持つ地球へ向かった。その後、十年、エナリーの地球到着まで、惑星地球の美に惹かれただの人間として、生きることを知っていった。だが、「ナチスの残党狩り」に出会った。一見、40歳に見えるカルナックは、「地球の逃亡者」に、意味を伝えた。気腔にも男は極めて知能が高く、腐敗しきった五千万年向こうの政府の人間との差に驚異していたが、自分の身をたくことはできなかった。何故なら、その男は、カルナックに匹敵する知能を持っていた。二人の逃亡者はギリギリの生の中で、友情を信じ始めていた。「哲学」という思考の実験的手法には、カルナックを特徴化できる、最終的な部分があり、逃亡者もそれに気づいていた。
結局、地球へ赴いた、エナリーは「全島狩り」の凶弾に倒れ、二人の逃亡者は、再度の逃亡へ。カルナックの新理論は残党との重複で姿を隠していたが、エナリーには事実を伝えた。政府の魔手は接近しエラリーは2つの死を演じて、カルナックを逃がした。
だが、残党の仲間はその事実を知り、行動へ出た。高度知能の中の対応は、残党狩りの意味を追う一名の若い青年に事実を。青年には二人の銀河人のバリアーが巧妙に働き、逃亡の意味に、事実を。極限で1000を超す、IQしかできない、地球での宇宙戦は双方へ違った形で現れた。
予測通り、現れた「残党狩り」も、超人化していたが、カルナックは別の人格の一部へ隠れて、唯一のsystemである「ニュートリノdrive」を持つ、shipへ、未知の13番目の座標は、トレックできず、待ち受けたカルナック教授は、エナリーの心理的バリアーの中を去っていった。一瞬、太陽は緑に変光したが、すでに、更への1億光年への速度を増していった。「キューブ宇宙」の銀河群の角運動量の不均一には「カルナック航法」は有効で、緑の円錐はその速度の意味を示し、ただ一つの、「特異点」は、有限であった宇宙を変えて行く、
「私を逃がすとは、」
人間には何時か報酬を考えていた。それに、数字の差は、大きく間違っていた。もう、600歳を超える、精神の保持に苦労はせず、遠い壁での作業の予定には何故か、同行のロボットが。
「これも、そうだ。」
進化種と非進化種の間の差を無くすことで、宇宙のすでに、2/3 を覆う異常空域を正常に復帰するべく船の速度を上げた。
そこには、造物主と神への何かのコメントがあった。その後、その言葉は、「緑の太陽」と訳された。そして、「矛盾亡き者。」というメッセージがTeraから発生しゆっくりと宇宙を覆い始めた。
ロボット、サイボーグ、アンドロイド、人は同じものだが、進化の起因を別のものに変える地球政府の動きは、ナポレオンでもない勇者の手によって、徐々に、人を予定の方向から脱出していった。まだ、ジャコウアゲハは滅びずに、無関係にパプアニューギニアのトリバネに新色が加わった。
ハーケンの音が響く北岳バットレス、広河原のジャコウであるチャマダラは大きく羽を広げてそこの環境に同化していく。夜明け、そこには無数のコウトウシロシタのgreenが広がっていた。
地球は新しい時代へ入っていった。遠い2億光年の先を行く、宇宙船のgreenの衝撃波は、何をもたらすものか。地球は最後の危機から脱出、見えない危機の小惑星は軌道を変えた。生物が検知したかどうかは、分からないが、一瞬、慣性空間が逆転していた。そして、ゆっくりと元のオービットへ戻っていった。
「教授、コーヒーが入りました。」
少なくとも、一体はロボットも残っていた。
明らかに、「進化」の傾向は大きく変わっていった。銀河の主系列は変わらないが、暗黒物質の輻射は続くことが予知されたが、日本、湘南海岸、タイドプールは賑わい、沖縄のサンゴの海岸には青いカニが活動を。二つの海岸は不思議に似て見えた。次の危機にはinsectが、すでにマクロ・ミクロ理論は力を見せて、礼文の「輻射計」は稼働、月の重力場を利用するが、もう一つ、ヘリコイドグラビトンも併用された。ブルーシティの司令は、出現する「天才」の対応へ、原子力空母5隻の支配で地上を。だが、ITのspeedは彼の判断には追いつけない。敵のレーザーアームに対応する、サブロックの装備はしばらく解けそうにないが、1千万の人口を持つ、特殊潜航艇は完全なステルスで、clear-tubeを行くlinear lineは時速1000kmで、もう一つ、ジュピターへの遠征後に発生する、「宇宙病」にも。
近代科学はオシロ、スペアナ、ネットワークアナライザーと進んでいるが、礼文の輻射計は人の頭脳が融合するためには、全ての粒子、波動を検出する特殊感覚に近い、tubeが必要とされる。ここでは、対向性のキャンセラーが必要だろう。
20:28 夕食、豆腐、キュウリ。
6月17日
10:30 起動17分、洗濯、
※11:12 「instagram ログイン」をyahooでクリック。※※
長身であるが故の矛盾に速水は迂回路を選んだ。一定である慣性空間は僅かなストレスも完全に吸収するはずだった。
だが、輻射計に映る歪は徐々に明確になっていく。そのモニターには一見学生期の唯一といえる教授の映像が2%の視覚域を覆っていた。最初の印象は変化して、通話状態へとシップの物理特性は変化した。高速GPSにはありえ無い制度でのトラッキングが発生し、フェルマーにおける最短距離が自動的に選ばれ、視覚と思考のコラボは、クッキーにおいて正常なram discを再構成、mpeg2xボードは最大の速度で6個のIDの間を飛ぶ写像においてのみのmonitorに変えざる負えずに、交信状態へ移行した。可能ではあったが、試みる理由の一つは、碧の通知に当たっていた。連続3度のIDとpass wordの許容行はスカジーボードのファンの停止に登っていく。
「壊れたか、だが、今頃なぜ碧がメーリングリストを送ってきたのか、だが。」
帰倒へのプロシジャは異音無く続いていた。円弧のまま半径は縮小、地球への楕円軌道へとシップは入っていく。
「今日は、お台場で撮影の予定。」
というメールだが、異常にジャミングが強かった。それに、碧は気づいていない、しじまの心は明らかに「同人会」の描く偏球面で、次いで双極面、放物面とPDIは変化して、3DBでの追従に終わった。ホールドは0.2secで、頻繁に起きていた。
トモロジーの機材は熟練の腕たちで、形作りに遅延は無かった。最大品位の画像は非ユークリッドでの進行するストーリーで、last1時間は異常なほどの「ループアワード」で、やっとOKが、速水のエアカーは音を立てずに海岸を滑っていく。だが、突然、青い洞窟状に前方が包まれた。2時間前に送ったcodecは全て読み取られて、ジャマーもフルに。
「多分、奴らだ。」
オープンの上部に機構は閉鎖されて、推進systemは、非アルベルト域へ。スタンフォードの鷹はzoomingの中で1secでオービットへ、真空の宇宙へ出た。
戦技研の6機が水色の地平線を行く。
見とれるうちに、上部に黒いcylinderが現れて、シップは格納された。
「何よ、また。」
「いや、違う、分からないのか、」
本能的に対応するsystemには、余裕の動きがはっきりとして、コクピットは変更、だが操作は同じだった。逃れるべき危機はないが、一応、疑似交信を試みた。
「よくわかったねえ、そう、ようこそ、エーリアン。」
相手は流ちょうな仏語で続ける。何でも、「ヒノシオ号」は開放する代わりになれという強制はパドックのエアロックに現れた教授然の人物に消された。
トモグラフィの映像は、短時間で、相手の持つ潜在意識下へ、最後に「銀河連邦とピープル」への警戒を従前に、シップは開放され、一瞬、機体が反転して、コクピットのレーダー上で、1secでケーパーベルトを越えた。
追従する戦技研の6機は、上空の5kmで、停止、本来のspeedには達せずに、呆然としている表情が見えて、碧が声を掛けると、ロックは外れた。
「プロフェッサー・カルナックか。」
「何処へ行くの。」
「それは、言えない。」
もう銀河を越えて、系外空域へ。ペルセウスでもない男は、言った。
「そう、君ら次第だよ。」
反転する白い機体は、美しい軌道に乗っていく様子が見えた。シップのバンクには設計図があった。
「緑の太陽」
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2022.06.18 03:42